歯科衛生士 2020年7月号
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取り外せるもの、目立たないものなどさまざまな矯正装置がある歯の混み具合と口元の状態で抜歯の有無が決まるP.71過去の治療や歯周組織の状態によっては矯正治療が難しくなるP.72元の位置に戻ろうとしたり、年月の経過で歯並びの変化が起こるP.75矯正装置からかかる力で歯が動き、痛みがともなう説明のPOINT6は保存不可で、567のブリッジを計画しているが、5が舌側傾斜しているために、反対側の5の位置のように矯正によって歯を整直しなければ、望ましいデザインのブリッジをセットすることは難しい。開咬。前歯での噛み切りが難しいことが疑われる。下顎前突(反対咬合)。サ行の発音障害が認められる。図2 矯正治療なしでは修復補綴治療が困難な症例究極的に矯正治療はQOLの向上、すなわち健康増進(審美・機能の向上)に寄与するが、治療にともなう利点(ベネフィット)・欠点(リスク)について患者と事前に確認することが重要。その他、コストや期間についても考慮すべきである。図3 矯正治療の利点と欠点図1 代表的な不正咬合の例上顎前突。過大なオーバージェットが認められる。オーバーバイトも過大で、上顎中切歯口蓋側歯肉に下顎前歯からの外傷が認められる。外傷に関して患者は痛みを感じていない。abcdP.70P.74患者説明用シート69歯科衛生士 July 2020 vol.44

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