歯科衛生士2020年10月号
6/9

Illustration:サタケシュンスケ、キムラみのる、飛田 敏、佐々木 純[第10回] 歯科麻酔麻酔に不安を抱える患者さんにこう説明しましょう患者さんにとってストレスの大きな麻酔処置。痛さへの恐怖のほか、全身疾患や服薬状況によっては急変の可能性もあります。これから歯科麻酔が必要となる治療を受けられる患者さんに、少しでも不安を軽減してもらえる説明ができるようにしましょう。肥満体で血圧が高い、治療が怖い、麻酔も効かないとなると、うちでは手に負えないね。いい方法ないかなあ……。注射が苦手で、特に麻酔が十分に効かないうちに抜髄されて気分が悪くなった経験があり、すっかり歯科治療が怖くなった。私がきちんと説明しますから、納得していただけたら治療をお願いします。場合によっては専門医がいる病院に紹介をお願いしますね。そーか、そーか、よろしく頼むよ。砂田勝久Katsuhisa Sunada日本歯科大学生命歯学部歯科麻酔学講座教授歯科医師68歯科衛生士 October 2020 vol.44

元のページ  ../index.html#6

このブックを見る