歯科衛生士2020年11月号
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SRPで痛みを与え 1特集“低侵襲”時代だからこそ。─痛みは足を遠ざける─はじめに 歯周基本治療では、歯肉縁上のプラークコントロール(OHI・歯肉縁上スケーリング)と歯肉縁下のプラークコントロールであるSRPの両方が奏功すると、歯周組織の炎症を消退させることができます。 皆さんがご存じのとおり、SRPは感染源である歯肉縁下歯石を除去することが目的です。しかし、歯石を除去することだけに集中しすぎると、患者さんにはその効果よりも「術中、痛かった」「出血が多かった」「麻酔をしてもらったが、切れかけたころから痛みが出た」「冷たいものがしみるようになった」という悪いイメージを与えてしまうことがあります。患者さんが、そのような過去の経験か22歯科衛生士 November 2020 vol.44

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