歯科衛生士 2022年6月号
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●エックス線写真の読影が正しくできる ポイント(P.58)●視野を確保し、安定したプロービングができるポジションをとることがで●プロービングを行うまでに、エックス線写真を撮影できる診療システムがある●院内で統一されたプローブを使用する(歯周病の新分類では、先端の直径が0.5mm、細いシリンダー状の構造、15 mmまで測定可能な1mmごとの正確な目盛りのマーキング、テーパー1.75°のプローブが推奨されています2))●プロービングの数値の記録や入力を担●歯の解剖学的形態や歯周組織について●プロービングエラーを起こしやすい部きる ポイント(P.60)●正しい把持(執筆状変法)でプロービングができる●全周のウォーキングプロービングを行うことができる●適正なプロービング圧(0.25N)で測定することができる●歯軸(根面)と平行にプローブを挿入し、プローブの先を根面から離さないようにプロービングできる●鏡視でもプローブの動きをコントロールでき、目盛りが読み取れる●歯周ポケット底部の抵抗性を把握できる 歯周ポケット底部の抵抗性について伝えるのはなかなか難しいと思います。そこで、筆者は指導の際、術者と一緒にプローブを把持し、プローブに伝わる抵抗性の感覚を伝えるようにしています。院長先生をはじめ、スタッフ全員で活用してください(P.61参照)。取り組む必要があります。知識を深められる書籍も多数ありますので、ぜひ技術習得のためには、どうしてもトレーニングは必要です(P.59参照)。 プロービングを効率的、かつ正確に行うために必要なのは、エックス線写真の読影だけではなく、環境、知識、そして技術の3つの要素になります。ここでは、それぞれの要素について備えておきたい条件を紹介します。丸尾 操Misao MARUO株式会社PASSION代表歯科衛生士丸尾 操 株式会社PASSION代表・歯科衛生士Illustration:石山綾子June 2022 vol.46下井一浩Kazuhiro SHIMOI吉富歯科医院[東京都]副院長・歯科医師●できるだけ同じ術者が検査できる担当制のシステムがある当するアシスタントがいるの十分な知識がある位を把握している ポイント(P.57)術者のプローブを持つ手の上に手を軽く沿わせて、歯周ポケット底部を感じた時にその感覚を伝えている。53正確なプロービングに必要な条件環境知識技術 ービングエラー ービングエラー

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