Journal of Aligner Orthodontics 日本版 2021年No.1
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Journal of Aligner Orthodontics | 2021 vol.1 issue 179骨格性Ⅲ級症例に対する非外科的アプローチabcccda図7 ステージングパターン。初回アライナーとして用いたアクティブアライナーは上顎51枚、下顎49枚であった。下顎のステージ50、51ではパッシブアライナーを用い、上下顎ともステージ52からオーバーコレクション用のアライナー(バーチャルCチェーン)を追加した。ステージ1、2のアライナーは2週間ごとに交換し、ステージ3以降は1週間で交換する計画とした。図8 アタッチメントとIPRの計画。アタッチメント:上顎右側第一大臼歯、下顎左側第二小臼歯・第一大臼歯には3mmの長方形アタッチメント(a)、上顎右側第二小臼歯には4mmの長方形アタッチメント(b)、上顎両側犬歯、上顎左側第一小臼歯、下顎右側犬歯には回転用最適アタッチメント(c)、下顎左側犬歯にはルートコントロール用最適アタッチメント(d)の装着を計画した。IPR:上顎の右側犬歯・第一小臼歯間、第一小臼歯・第二小臼歯間、第二小臼歯・第一大臼歯間に0.5mm(各歯冠隣接部のエナメル質0.25mm)の切削を行うことを計画した。

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