Journal of Aligner Orthodontics 日本版 2022年No2
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d図14 治療開始後5か月時の口腔内写真(a-f)。アクティブアライナー装着期間が終了した。 1〜2か月おきにアライナー装着時と着脱時に口腔内写真を撮影し、アライナーの適合状態を必ず確認する(図11)。上下顎前歯部にアライナーの浮きが確認されるが、アライナーに臼歯部圧下を組み込んだ反作用によるものであり、挺出力が前歯部に十分に伝わっていないためと考え、問題とはしなかった。 治療開始後1か月時、左側の臼歯関係に改善が認めれた(図12)。治療開始後3か月時には両側の臼歯関係、オーバージェット、オーバーバイトが大きく改善した(図13)。治療開始後5か月時、22枚のアクティブアライナーが終了、臼歯・犬歯関係ともにⅠ級となり、適切なオーバージェット量が獲得された(図14)。ababcfcfede図13 治療開始後3か月時の口腔内写真(a-f)。105Journal of Aligner Orthodontics 日本版 | 2022 vol.2 issue 2骨格性開咬症例に対する非外科的治療

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