nico 2017年11月
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日本のフッ素配合歯みがき剤、その歴史は意外と古い1948年(昭和23年)にライオンから発売された「薬用歯磨ライオンFクリーム」。薬用成分の入った歯みがき剤の先駆けで、箱のなかには詳細な説明書が入っており、箱の裏にも成分表示が。当時の歯みがき剤はアルミチューブ。現在ライオン本社にも未使用品が残っていないという貴重な品。フッ素配合歯みがき剤シェア獲得はこの製品から。1981年(昭和56年)に発売された「クリニカライオン」は、最初に普及したフッ素配合歯みがき剤。このむし歯予防歯みがき剤はクリニカシリーズとしていまに続いている。その後フッ素配合歯みがき剤が各社から発売され、現在は国内で販売される歯みがき剤の約90%がフッ素配合品となっている。コレがフッ素の3大効果!フッ素の助けで、酸に溶けた歯が再石灰化(修復)されるのが速くなる。効果1効果2フッ素の抗菌作用がむし歯菌の活動を抑え込む。フッ素の助けで再石灰化(修復)された歯は、もとの歯より硬くなる。効果313[特集]歯みがき剤の予防力アップしてます!

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