nico 2018年2月
4/6

「酸蝕症? 自分は関係ないや」と思っていたら大間違い。国内の実態調査では、全世代を通じ4人に1人の罹患率でした。 4人に1人が酸蝕症です。Questionえっ! 酸蝕症ってもっとめずらしい病気かと思っていました。4人に1人ってすごい数字ですね。 Patient蝕症とは、歯に胃酸や酸性の飲食物が「繰り返し触れる」ことで起きる病気です。むし歯や歯周病に続く第3の歯科疾患として注目されています。 歯はもともと、酸がとても苦手です。酸に触れると化学反応を起こして溶けてしまうからです。とはいえ、食べ物のほとんどは酸性。みそもしょうゆも穏やかな酸性です。なのに歯が溶けてなくなってしまわないのは、唾液が酸を洗い流し中和して、歯を守ってくれているからです。酸そうなんです。軽度のものまで入れると、国内の調査では26.1%のかたに酸蝕症がみられました。ヨーロッパ7ヵ国の大規模調査でも29.4%という結果が出ていますので、この数字はおそらく国内の酸蝕症の罹患状況をつぶさにあらわしていると見て間違いないと思います。nswerADoctor15~89歳、1108人を調査したデータです。Kitasako et al, 2015. J Dent.酸蝕症になっていないエナメル質段階象牙質段階に酸蝕症が進行国内各世代の酸蝕症罹患率は?10~20代70~80代30代40代50代60代軽度のものまで入れると全世代をつうじて4人に1人(26.1%)が酸蝕症!10080604020069.1%73.3%76.4%77.5%74.2%72.5%5.8%7.2%4.2%3.9%8.6%15.2%25.1%19.4%19.4%18.7%17.2%12.4%12

元のページ  ../index.html#4

このブックを見る