nico 2018年4月
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入れ歯を使うとどんなよいことがある?自分の歯にくらべれば、部分入れ歯で噛める力は3分の1程度といわれています。それでも、入れ歯に慣れて噛めるお口を回復させ、「よく噛んで食べられるようになる」ことは、からだの健康や、食を楽しみほがらかに生活するために、とても重要なことです。噛めるようになる歯を失うと、空気が漏れて発音しづらくなります。とくにサ行やタ行に影響しやすく、滑舌も悪くなってしまうことがあります。入れ歯を使うと、最初は発音しづらく感じますが、多くの場合、使い慣れることによって明瞭さを回復することができます。しゃべりやすくなる残っている歯を守る歯の本数が減ると、噛む力が残った歯に集中してかかり、その歯に加わる負担が大きくなります。ことに奥歯を失うと、前歯に力が集中し下から突き上げられるため出っ歯になってしまいます。入れ歯を使うと、残っている大切な歯にかかる負担を軽減できます。出っ歯に!噛み合わせが悪くなるのを防ぐ歯を失うと、周囲の歯はその空いたスペースに向かって自然と動きます。そのため隣の歯が倒れたり、本来なら噛み合うはずの歯が出っ張ってきてぶつかり、上下の歯が噛み合わなくなってしまうことがあります。入れ歯によってこうした事態を予防できます。出っ張る!倒れる!ぶつかる!入れ歯は、失った歯の代わりになるだけでなく、歯の周りのあごの部分も補ってくれます。歯を失いやせてしまったあごを補い、頬をふっくらと回復させるので、歯を失ったためにお口の周りにできるシワを減らす効果も期待できます。見た目がよくなる入れ歯を使えば入れ歯を使えば歯がないまま放っておくと歯がないまま放っておくと132018年4月号

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