nico 2018年10月号
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を失いはじめる働き盛りの年代は、日々の忙しさに、歯科治療をとりあえずの応急処置ですませがち。ふだん歯科に定期受診していないかたも多いと思います。 しかし、歯を失いはじめた頃に、歯を悪くした根本的な原因を突きとめて、歯の喪失を食い止めておかないと、60代、70代と次々に同じようなトラブルがほかの歯にも起きて、ドミノ式に歯を失ってしまうことになります。 たとえば抜歯後に、とりあえず入歯れ歯を作っても、その入れ歯を使っていないと、周りの歯が空いたスペースに倒れ、ますます噛みにくくなってしまいます。そのまま放っておいても悪化するばかりです。噛みにくさが気になっているのなら、ぜひ早期に歯科医院で改善策について相談してください。 ここでは、噛めないまま入れ歯を使わずにいると、将来、低栄養のほかにどんなことが起きやすいかについてご紹介しましょう。上のグラフは、愛知県の65歳以上のかたのその後を、QuestionPatient奥歯を抜いて、そのあと入れ歯を作ったんですが、どうも面倒で、使っていません。噛みにくいのが気になるので、いつかなんとかしなきゃなと思ってはいるのですが……。抜けたまま放っておくと、問題がほかの歯に波及してしまうことも。トラブルが拡大しないうちに歯科医院でよく相談し、納得のいく治療を受けて噛めるお口を取り戻しましょう!nswerADoctor「いつか治療しなくちゃ」と思いながらつい先延ばしにしているうちに歯の問題が自立度の低下に影響してしまったらたいへん。今のうちに治療を!アクティブシニアを歯科治療が応援します。18

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