nico 2019年2月号
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鏡と顕微鏡が合体したような装置が歯科のマイクロスコープです。学校の理科の授業で使ったようないわゆる「顕微鏡」らしい見た目ではないので、ご自分がマイクロスコープを用いた治療を受けていたとしても、気づいていないかたもいらっしゃるかもしれませんね。 マイクロスコープは、治療を行う部位を肉眼の数倍~数十倍に拡大して観察できます。そのため、非常に細かい仕事である、歯の根の治療をはじめとした精密治療に導入する歯科医院が徐々に増えているんです。 では、マイクロスコープだと、どれくらい大きく見えるのでしょうか。百聞は一見にしかず。次のページでご覧に入れましょう。 みなさんは「マイクロスコープ」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。マイクロスコープは、手術する場所を顕微鏡のように拡大観察できる装置で、耳鼻科・眼科・心臓外科・脳外科・産婦人科などの医療の分野では、以前から広く使われてきました。 さて、そのマイクロスコープですが、昨今、歯科治療にも用いられるようになってきているんです。皆さんが通われている歯科医院で、☟のような装置を見かけたことはないでしょうか。 患者さんのお顔の上にある、双眼外付けまたは内蔵のカメラで、歯科医療者が見た映像をモニタに映すことも可能です。導入する歯科医院、増えてきています!アームと鏡体を支える部分。床や壁、天井に埋め込んで固定する方式もあります。スタンド鏡体アームイクロスコープは、接眼レンズと対物レンズから成る「鏡体」と、それを吊り下げる「アーム」、そして機器全体を支える「スタンド」から構成されます。歯科の精密治療機器、それが マイクロスコープです。マ40

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