nico 2019年3月号
8/8

 それでは、いま主要なメーカーから販売されている1450ppm製品を見てみましょう。ただし上にあるものはあくまで一例。いまも着々と増え続けていますよ。ppmって何?●歯みがき剤のフッ素の濃度を示す「ppm」はparts per millionの略で、1ppmは「100万分の1」を意味します。歯みがき剤が100万の均一な粒子から成っているとしたら、そのなかの1つがフッ素ということですね。●パーセント表記にすると、1000 ppmは0.1%、1500ppmは0.15%になります。配合濃度がすごく少ないものはパーセントよりもppmで表現したほうがわかりやすいため、歯みがき剤ではppmという単位が用いられています。「1450」のわけ「1500 ppmが上限なのに、なぜ実際の製品は1450ppmなの?」というのはもっともな疑問です。歯みがき剤を製造する際、1501 ppmのように1ppmでも規定より多くフッ素を配合してしまったら、承認濃度をオーバーするため販売できません。ですから各メーカーはそれを避けるために、配合濃度を少し低めの1450 ppmに設定しているのです(上限が1000 ppmのときに950 ppmで製造されていたのも同じ理由です)。50 ppm少なくても効果に大きな差は生じません。クリアクリーン プレミアム(花王)LK薬用シュミテクト 歯周病ケア<1450ppm>(グラクソ・スミスクライン・ コンシューマー・ヘルスケア・ジャパン)ガム歯周プロケア ペースト(サンスター)Hバトラー エフペーストα(サンスター)G市販品フッ素1450ppm 続々登場!GHIJKLひとくちコラムクリニカアドバンテージ NEXT STAGE ハミガキ(ライオン) Iデントヘルス薬用ハミガキ SP(ライオン)J412019年3月号

元のページ  ../index.html#8

このブックを見る