nico 2019年8月号
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現在想定されている 歯周病による動脈硬化のメカニズムFACT歯ぐきから体内に入り込んだ歯周病菌が血管内壁に入り込む。1白血球が歯周病菌を食べる。2かたまりが厚くなると血流を阻害。破れたかたまりが詰まると血栓に。4白血球もろとも、死がいが粥状のかたまりとなって残る。3心臓の血管に動脈硬化を起こした患者さんから、血管の粥腫を除去して中身を調べました。すると、重度歯周病の患者さんの場合、病原性の高い歯周病菌が検出される割合が、重度歯周病でない患者さんよりも多いことがわかりました。動脈硬化を起こした心臓血管から歯周病菌が!これが脳の血管で起これば脳梗塞、心臓の弁で起これば心筋梗塞となる。(%)010020406080歯周病菌A (ポルフィロモナス・ジンジバリス)歯周病菌B(フソバクテリウム)重度歯周病でない患者さん重度歯周病の患者さん(Figueroら、2011年)血管血流阻害破れたかたまり白血球歯周病菌血管の内壁粥状のかたまり血栓132019年8月号

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