nico 2019年9月
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慢性的な刺激の原因は放置せずに、早めに歯科で治療してもらいましょう。お口の粘膜を弱くする生活習慣にも注意が必要ですよ。口腔がんのリスクのあるお口や習慣歯周病歯周病による歯ぐきの炎症は、お口の粘膜への慢性的な刺激となります。合わなくなった被せ物や入れ歯被せ物が舌や粘膜にぶつかっていたり入れ歯が歯ぐきを傷めているというのも要注意。傾いた歯内側や外側に傾いている歯がくちびるの裏側や舌にいつもぶつかっていると口腔がんのリスクに。とがった歯や欠けた歯もお口の粘膜に傷をつけやすいです。お口の癖くちびるや舌を噛んでしまうなどのお口の癖も、粘膜を繰り返し傷つける原因に。不潔なお口歯みがき不足の不潔なお口は口腔がんのリスクを高めます。*お酒とタバコアルコールと喫煙はお口の粘膜を弱くし傷つきやすくします。ビタミン不足や栄養の偏り偏った食生活もお口の粘膜を弱くし傷つきやすくします。*2009年に愛知県がんセンターが約2500人を対象に行った調査によると、「1日2回歯みがきする人」に比べ、「まったくみがかない人」は口腔がんのリスクが3.6倍に跳ね上がりました。むし歯重度のむし歯が絶えず当たる粘膜が床ずれのようになり、口腔がんになったという報告もあります。192019年9月号

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