nico 2019年10月
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――むし歯の検査というと、歯医者さんが見て、触って、レントゲン(エックス線写真)を撮るなどして行うものですが、「レーザー光でむし歯を検知する」装置もあるとは、知りませんでした。畠山 はい、それが光学式う蝕しょく検出装置の「ダイアグノデント ペン」です。――う蝕?塩田 歯科用語で「むし歯」のことです。こちらがその装置です。――んん? なんだか見たことあるような気がしますが。畠山 ダイアグノデント ペンは2010年から販売されていますので、歯医者さんで目にしたことがあるかたもいらっしゃるかもしれませんね。今日は、装置の仕組みは私からお話しし……。塩田 歯科的なことは歯科衛生士でもある私からご説明します。――よろしくお願いします!レーザー光を用いたむし歯検出装置ダイアグノデント ペン光学式う蝕検出装置スタート/設定ボタン装置の感度の調整(キャリブレーション)や、設定の変更を決定する際に使用します。リングカフつまんで押すと数値が「0」に戻ります。メニューボタンキャリブレーションや測定時の音量設定など、各種メニューの選択に使用します。ディスプレイ測定した数値を表示します。リモートディスプレイ数値を表示する外付けディスプレイもあります。アタッチメント先端のアタッチメントを通してレーザー光が照射されます。レーザー光射出部分はサファイアガラス製(宝石のサファイアと同様の組成)です。スイッチオン!スイッチオフ電源ボタン装置のオン・オフのほか、測定時に押すと数値が「0」に戻ります。仕様長さ:約220mm、直径:約32mm、質量:約110g、レーザー波長:655nm、使用電池: 単3形乾電池×1本製造販売発売モリタカボデンタルシステムズ英語のdiagnosis(診断)とdental(歯科の)を組み合わせた造語。「ペン」はペン型であることから。名前の由来38

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