nico 2019年10月
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むし歯の診断の助けとなるツール畠山 簡単に説明すると、ダイアグノデント ペンは「レーザー光を歯の表面に照射して、その蛍光反射から歯質の状態を読み取る」装置です。肉眼では見えない歯の内部の状態(最大深度2ミリ)を読み取って、「0」~「99」の数値で表示します。――となると、これがあればほかのむし歯検査はいらなかったりするんでしょうか?畠山 いいえ、そんなことはありません。ダイアグノデント ペンの位置づけは、歯医者さんのむし歯検査の補助ツールです。これで検査をすれば他の検査は必要ない、ということではないのです。通常の検査にくわえて、さらにこの検査を加えることで、歯医者さんの診断の助けにしてもらうものですね。塩田 また、数値で表示したり、レーザー光を利用するからこその利点もあります。実際に使いながらご説明しましょう。アタッチメントからレーザー光が照射されます。1反射光を読み取り、目で見えない歯質の状態を数値で表示します。2数値は、むし歯の検知や歯の定期管理に活用できます。3●目による視診●器具による触診●レントゲンの撮影●問診による食生活の確認●過去の記録との比較 などダイアグノデント ペンの検査むし歯の診断の補助となるレーザー光でむし歯を検知する特徴1特徴2通常のむし歯の検査どれも重要!追加で行う!最大2mmまで照射レーザー光線蛍光反射392019年10月号

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