nico 2020年4月号
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骨や歯をつくる酵素、アルカリホスファターゼ。この酵素が体内に少ないために、骨や歯の成長が妨げられてしまう先天性の病気を「低ホスファターゼ症」といいます。重症型のお子さんの場合は、出生と同時に診断がつき治療を開始しますが軽症型の場合、からだの骨にはほとんど問題が見られないため、見逃されたまま、成長してから影響が出てくるケースも見受けられます。じつは、そんな軽症型の低ホスファターゼ症の早期発見に役立つのが歯科への受診。「歯の生え替わりにはまだ早いのに、乳歯が自然と抜けてしまった」というときは、念のため抜けた歯を持って歯科を受診してください!イラスト 丸山一葉お話を伺ったのは…大阪大学大学院歯学研究科小児歯科学教室教授仲野和彦先生知ってる?低ホスファターゼ症4歳になる前に乳歯が抜けたら要注意。412020年4月号

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