nico 2020年5月号
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むし歯のリスクにかかわるパーソナルデータを徹底収集したら、このデータをグラフにして、患者さんにご説明します。どのリスクをどの程度下げるとむし歯になりにくくなるかが一目瞭然です。リスクを分析し「見える化」します!Questionこれまでも検診で受けたことのあるお口のなかの診察やレントゲン撮影のほかに、とても詳しい問診票や聞き取り、食生活調査や唾液検査などはじめてのことがいろいろでとてもビックリしました!それで、私のむし歯のリスク、どうでしたか?析システムにかけて数値化し、グラフにして「見える化」します。 こうしたむし歯のリスクの評価システムには世界的に使用されているものがいくつかあり、それぞれの予防歯科が選択して運用しています。私の医院では、患者さんからの声と、当院の歯科衛生士からの圧倒的な支持、科学的にわかりやすいリスク評価法であるなどの理由で、レーダーチャートと「カリオグラム」というシステムを使用しています。 それではここで、当院で使っているシステムを使って患者さんのむし歯のリスクをグラフで「見える化」し、患者さんのお口にどんなむし歯のリスクが潜んでいるかを解き明かしてみましょう。 テーラーメイドの予防でもっとも重要といえるのが、お口の情報を患者さんと共有することです。自分のお口について知り、現状から抜け出すために「何を変えればよいのか」に気づいていただく。「知ること」こそ、新たな一歩を踏み出す原動力になるからです。 お口のなかの診察やレントゲン撮影に加え、詳細な問診票と、面談による聞き取り、食生活の調査やアンケート、そして唾液検査。むし歯にかかわるパーソナルデータをこれらで徹底的に収集したら、つぎにこの多種多様なデータがどんな意味をもっているのかをわかりやすく整理するため、データをむし歯のリスクの分PatientDoctor収集したパーソナルデータを、分析システムを使ってグラフにし一目瞭然でご覧いただきます。さっそく結果をご説明しましょう!nswerA徹底収集したパーソナルデータを一目瞭然のグラフに。14

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