nico 2020年6月号
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なるほど。となると、「気楽に使えて気持ちいい」と好評なゴムタイプの歯間ブラシはかなり有望?濱田 とてもいいんじゃないかと。ただし、ゴムタイプならではの長所を最大限に引き出すには、ワイヤータイプとは動かしかたを変えるといいですよ。使いかたのポイントが違う?濱田 そうなんです。ワイヤータイプの場合、ワイヤーを歯や歯ぐきに当てず、ブラシだけが歯面に届くように歯の隙間の真ん中にスッスッと通しますよね。そうですね。濱田 それに対してゴムタイプの歯間ブラシは、歯にピタリとつけて使うのがコツです。ゴムのブラシを隙間に入れて歯に沿わせ、キュッキュッと軽くこするんです。なるほど、やわらかいから!濱田 ゴムが歯面にフィットして適度に曲がり、こすりつけても歯や歯使いかた次第でプラーク除去力UP!ワイヤータイプとゴムタイプ 使いかたはどう違う?実際に使ったところを見てみよう!プラークを赤く染め出すと、歯ブラシの当たらない場所にベッタリと残っています。ストレートにスッスッと前後に動かします。歯にくっつけてキュッキュッとこすります。ゴムタイプの歯間ブラシを歯にピタッとつけて動かします。まずは左の歯の根元から。つぎは右の歯の根元もキュッキュッとこすります。だいぶ取れてきましたね。歯間と詰め物・被せ物の周りがお掃除できました。1234根元のプラーク(歯周病の原因)詰め物の段差のプラーク(むし歯の原因)E.M.ウィルキンスほか、 『Clinical Practice of the Dental Hygienist』より改変引用。ブラシだけが歯ぐきと歯に当たるように挿入。ワイヤータイプ歯面にピタリとくっつけて使います。ゴムタイプ歯面にピタリとくっつけて使います。フロス40

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