nico 2020年7月号
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ていて、ふつうの歯ブラシの毛先では届かないところまで当たるんですよね。ライオン 進化した歯周ケアの歯ブラシとして超極細毛を採用し、歯周ポケット内のプラークをかき出すことを目的にしています。……さて、ここまで見てきて、何かお気づきになりませんか?といいますと?ライオン システマまでは、「ブラシ毛(用毛)の加工」に主軸が置かれていたのです。天然毛からナイロン毛を採用したナイロン植毛ライオン歯刷子、ブラシ毛を山切りにしたビトイーン、超極細毛を採用したシステマ、というようにね。ああ、言われてみれば!ライオン 私たちは、その時代ごとの口腔衛生の課題、つまり生活者のお口のなかのお困りごとを軽減するために歯ブラシを開発しています。歯と歯のあいだの清掃の重要性が注目されはじめた時代にはビトイーンが、歯周病が問題となった時代にはシステマが生まれました。当時の社会的ニーズに応えるために、「ブラシ毛の加工」に工夫を凝らしました。たしかに。ですがブラシ毛の加工が重視されているのは、昔もいまも変わらないのでは?ライオン そのとおりです。しかしライオンでは、ブラシ毛への工夫を継続しつつも、新しい口腔衛生課題の解決のために、さらに視点を広げました。そこから生まれたのが「クリニカ」シリーズです。1993システマハブラシしなやかな超極細毛で歯周ポケット内のプラークを取り除く。現在のシステマ(←)は、クリニカの技術が応用されて薄型ヘッドになっている。1980ビトイーンライオン山切りカットのブラシ毛が特徴。歯と歯のあいだにも届きやすい(写真は現在のもの)。山切りカット超極細毛Zoom upZoom up超極細毛1993年発売の初代「デンターシステマ」。ブラシ毛の加工412020年7月号

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