鈴木 わが社のショールームにようこそいらっしゃいました。今日は、歯の型取りがラクにできる器械を拝見できると聞いて、興味津々でお邪魔しました。わあー、さすが歯科の医療機器専門の会社。チェアやレントゲンがたくさん展示されていますね！鈴木 こちらが、私たちの会社の口腔内スキャナーの最上位機種「Pプライムスキヤンrimescan」です。ぜひ実際にスキャンするところをご覧いただいて、どんな器械なのかを知っていただければと思います。私、じつはお口の型取りが大の苦手で、オエッとなっちゃうんです。それで、スキャンで型取りできるってどんな器械なのかなあって。鈴木 そうですか。嘔吐反射が強いかたにとって、お口の型取りは本当につらいですよね。口腔内スキャナーは、型取りが苦手なかたにとても喜ばれていますよ。これが口腔内スキャナー？ もっとレントゲン装置みたいに大きいのかと思っていました。鈴木 歯科医院さんのチェアサイドで使っていただく器械なのでコンパクトです。キャスター付きで移動も簡単ですよ。これでお口の型をどうやって取るのですか？西澤 この本体につながっているのがスキャナーなんですが、これでお口のなかを計測します。光学スキャンといって、このスキャナーの先から出る光を歯に当てて、その反射のオエッとならずに型取りができたら。距離や角度などのコントラストを計測するんです。 同じ白いところでも、遠いところと近いところでは光の跳ね返りかたが違うのですが、その微細な違いをセンサーがキャッチし、歯の大きさや凹凸を正確に読み取ってデータとして記録しています。鈴木 1秒間に100万を超える反射ポイントを読み取るので、高精度な計測ができ、写真のようになめらかでリアルな画像がつくれるんですよ。1秒間に100万ポイント！ なんだかすごいですね。西澤 この「Primescan」は、従来の機種の5倍のデータを拾い上げることができるので、格段にシャープに撮れます。さっそくこの模型をスキャンしてみましょう。ここは歯科の診療ユニットやレントゲンなどを製造・販売するデンツプライシロナ株式会社のショールームです。高性能の光学スキャナーで、歯や歯ぐきの形を細密に読み取ります。36
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