nico2020年11月号
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「自分で気づけるはず」と油断しないで!粘膜の病気は多種多様でまぎらわしい!ベーチェット病慢性の全身性炎症疾患により口内炎のような潰瘍が。再発を繰り返します。歯科受診で見つかり、歯科医師のすすめで念のため病理検査(p18〜19)を受け早期発見できました。痛みも違和感もなく、患者さんご自身は気付いておられませんでした。歯科受診で発見。奥歯の横の見えにくいところで、患者さんは気付いておられませんでした。白板症(p.13)を疑いつつ念のため病理検査。すでにがん化していました。抗がん剤による粘膜炎抗がん剤治療にともなう免疫力の低下による口内炎です。粘ねん膜まく類るい天てん疱ぽう瘡そう自己免疫疾患の一種で、皮膚や粘膜に水ぶくれや湿疹ができます。金属アレルギー歯科治療用の金属によるアレルギーで粘膜がただれています。全身疾患舌がん歯肉がん薬の副作用全身疾患全身疾患降圧剤による歯ぐきの肥大高血圧の薬(カルシウム拮抗薬)により歯ぐきが増殖します。薬の副作用●持病の治療薬の副作用で粘膜炎を起こす患者さんが増えています!●歯科医院を受診される際は、お薬手帳をお持ちください!全身疾患や薬の副作用によるものも!リューマチ薬による粘膜炎関節リューマチのお薬(メトトレキサート)の副作用で粘膜に炎症が。薬の副作用112020年11月号

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