救急搬送された人数0840救急搬送された人数（２歳は健太と同じ歳ね）。見ると約40人で、この数はここ10年、一時的に微減はしつつも、減少傾向にはないんです。育代 そうなんですか。早川 年齢別で見ると、３歳前半までが多く、とくに１〜２歳がピークです。１歳が87人。２歳が58人……育代 けがの重症度を見てみると、早川 救急搬送された１９４人のほとんどは軽症ですが、一部には入院を要する子や、生命の危険があると診断された子もいました。育代 え、それってどんな状態なんですか。早川 ちょっと刺激が強い写真なのですが、→がその一例です。転倒したときに歯ブラシがお口の粘膜を貫通しています。育代 ほんとに歯ブラシが刺さっていますね……かわいそうに！ この子たち、どうなったんですか？早川 だいじょうぶ。治療を受けて無事回復していますよ。でも、ほんとに痛ましいですよね。100（人）総数194人806040200歳1歳総数194人重症 1人8758252歳3歳3歳のお子さん。寝室で歯ブラシを持って母親の歯みがきを待っているときに転倒したと思われます。歯ブラシが右扁桃から約1.5cm刺さっています。中等症20人軽症173人124歳5歳50（人）総数194人41403930201020162017４歳9ヵ月の女の子。幼稚園で歯ブラシの柄をくわえて座っていたところ、バランスを崩しその勢いで柄の部分が軟口蓋に刺さりました。423933201820192020（年）41（東京消防庁ウェブサイト「乳幼児の歯みがき中の事故に注意！」より）左のレントゲンは「日本小児科学会 傷害速報 発生年月：平成30年８月、３歳、要入院」より。右の写真は角田 望ほか「プラスチック製の日用品による口腔咽頭外傷の2例」小児歯科学雑誌2021. 224:157より。 2021年11月号●重症 生命の危険が強いと認められたもの●中等症生命の危険はないが入院を要するもの●軽症 軽易で入院を要しないもの年齢別で見ると…重症度別で見ると…実際の事故事例を見ると…歯みがき中の事故で救急搬送された人数1歳〜2歳の事故が多い！ほぼ減っていない！
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