Dr.HiroのペリオでUP!
1/4

デジタルデータの応用患者満足度UPのためのデータ活用術──続・デジタル編 前項に続いて、データを使った患者満足度UPを考えます。基本的に、“データをたくさん集めましょう”ということではなく、“せっかく集めたデータをうまく生かしましょう”というコンセプトに基づいています。minimum eff ort, maximum pleasure(小さな労力で最大限の効果を)でいきましょう!3281.グラフ化 せっかくプロービング値やBOPのデータを集めたのであれば、もうちょっとこれを生かしましょう。データの経過を見るのにはグラフが最適です。これをうまく歯周治療に生かせないでしょうか? 最近は、糖尿病患者さんでしたらご自分のHbA1cの値をご存知です。高血圧の患者さんでしたら最高血圧、最低血圧をご存知です。歯周病患者さんはどうでしょう? あれだけプロービング値などのデータを取られているにもかかわらず、ご存知ありません(図1‐22)。それは当然です。データが多すぎるからです。われわれの提示の仕方にも問題があるでしょう。そこで、ちょっと工夫してデータ提示をしてみました。①プロービング値のグラフ化 私が使っているソフト(デネットシステム)では、すべての部位のプロービング値を個々にグラフ化して閲覧できるようにもしていますが、ここでは全体像を患者さんに理解してもらえるように考えましょう。プロービング

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です