インプラント治療のアシスタントワーク上巻
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第1章 インプラント手術日までの歯科衛生士ワーク23修復・改善目標に対しての、治療計画のバリエーションを説明する 前述したように、治療計画は1つだけではなく、数パターン立案して患者さんに提案し、最終的に患者さんに選択してもらいます。 治療計画の説明は、類似症例を示しながら説明するとよいでしょう。特に前歯部に大きな骨欠損のある患者さんへのインプラント治療においては、機能性に加え審美的な状態を考慮する必要があるため、患者さんの希望をしっかりと確認しましょう。● 治療計画のバリエーションは類似症例を示しながら説明する似たような欠損状態ですが……ピンクポーセレン部を使用し、歯冠部と歯槽部を補綴した症例GBR+軟組織のマネジメントを十分に行い歯冠部を補綴した症例上記のような欠損形態では、補綴設計が異なることで治療内容が大きく変わります。これらは類似症例を提示して、患者さんにしっかりと理解していただく必要があります。どのような手術が必要になるのか、類似症例を示しながら具体的に説明する 患者さんに治療計画を選択していただくためには、手術内容についても具体的に説明する必要があります。 患者さん自身の資料と類似症例を示しながら、患者さんに理解してもらえるように説明します。● 手術内容は具体的に説明するワックスアップのような機能的・審美的な治療目標を設定し、567にインプラントを埋入する計画を立案しています。エックス線写真とCTによる詳細な診査の結果……埋入予定部位には大きな歯槽骨の吸収が認められます。歯頸部のライン、清掃性などを考慮すると、サイナスリフト・GBRが不可欠であることが想定されます。必要な手術内容を説明します類似症例を用いて、どんな手術が行われるか説明します。インプラント手術日までの歯科衛生士ワーク手術環境と器材の整備外科アシスタントワークの基本手技インプラント手術直前の歯科衛生士の役割

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