インプラント治療のアシスタントワーク上巻
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70これでバッチリ! インプラント治療のアシスタントワーク 上巻● 切開から剝離に至る過程での器具の受け渡しの実際Dr.DH器具の受け渡しの実際を見てみよう 手術中、歯科医師は術野に集中しますが、器具を探すために術野から視野を逸らすと、その集中が途切れてしまいます。ゆえに器具の確実な受け渡しは、歯科医師の集中をサポートする上でも必要不可欠です。 器具の受け渡し方法は前述したとおりですが、ここでは実際に筆者の歯科医院で行っている器具の受け渡しのようすを紹介します。器具の受け渡しにより、手術の流れが中断しないようにすることがもっとも大切なポイントです。①切開時歯科医師は切開を、歯科衛生士は頬の排除と吸引を行っています。切開終了後に、剝離子を受け渡します。Dr.②切開終了時Dr.Dr.DHDH歯科衛生士は、切開が終了するところで、次に使用する剝離子を把持し、受け渡しできるように準備します。あまり早くから準備すると吸引ができないため、切開が終わる直前に行います。排除している指はそのままにし、歯科医師の視野を阻害することがないようにします。歯科医師は、切開終了後も排除している左手をそのまま位置づけています。DH受け渡す予定受け渡す予定の剝離子の剝離子インプラント手術日までの歯科衛生士ワーク手術環境と器材の整備外科アシスタントワークの基本手技インプラント手術直前の歯科衛生士の役割

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