インプラント治療のアシスタントワーク中巻
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38これでバッチリ! インプラント治療のアシスタントワーク 中巻● 減張切開時には、新品のブレードと血液採取用シリンジを準備する減張切開時のメインテーブルには、基本のミラー・フォーセップス・プリチャードの剝離子と、15cのブレード(新しいものに交換)を準備します。次のステップで迅速に血液が採取できるよう、血液採取用シリンジも用意しておきます。 前述のとおり、減張切開を行うタイミングは剝離直後と縫合前に行います。 切開で使用したブレードは切れ味が劣っているため、減張切開用に新しいブレードに交換しておきます。 また、次のステップの血液採取に使用するシリンジとダッペングラスも、あらかじめ準備しておきます。基本アシスタントワークDr.DH歯科衛生士は、歯科医師のフォーセップスの両側を把持し、フラップ内面のメスを入れる部位にテンションがかかるようにします。Dr.DH①右手にメス、左手にフォーセップスを把持しながら、減張切開を行う。②場合によっては、指やインスツルメントを使ってフラップの内面にテンションをかけながら切開を行う。①フラップの内面がよく見えるように排除する。②フラップをフォーセップスにて過度に強く把持すると、フラップに裂開や圧痕を残すため、やさしく把持する。③必要に応じて歯科医師とともにフラップ内面にテンションをかける場合がある。④出血による視野の阻害に注意する。Dr.DH 減張切開のアシスタントワークの基本は、フォーセップスを用いてフラップをやさしく把持し、フラップの内面を歯科医師によく見えるようにすることです。 また、指など使用してフラップの内面にテンションをかける場合があります。減張切開に用いる器具減張切開のアシスタントワーク● 基本は「フラップをフォーセップスでやさしく把持する」こと15c15cインプラント一次手術の アシスタントワークに必要な基礎知識実録! インプラント一次手術のアシスタントワーク インプラント一次手術後の管理

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