インプラント治療のアシスタントワーク中巻
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80これでバッチリ! インプラント治療のアシスタントワーク 中巻① 機械結びをスムーズにさせる「縫合糸の処理」 歯科衛生士は実際に縫合しませんが、縫合糸を適切に処理することにより、歯科医師がすばやく縫合することができます。縫合糸の断端の処理 歯科医師が舌側のループに針を通す際に、縫合糸が引っ張られ、縫合糸の断端が抜けてしまう場合があります。右の写真では水平マットレス改良法を行っていますが、糸の断端を歯科衛生士が把持することで、縫合糸の抜けを防止しています。縫合糸が長い場合のループの処理 縫合糸が長い場合、刺出時にループを巻き込んでしまう可能性があることから、フォーセップスでループを把持するなど、巻き込み防止を心がけましょう。● 縫合糸の断端に常に注意を払うこと(水平マットレス改良法時の例)縫合糸の長さが短くなってきたら、縫合糸が抜けてしまわないように断端を把持します。Dr.DH水平マットレス改良法で縫合しています。舌側のループに縫合糸を通しています。全部位共通 機械結びのアシスタントワークDH機械結び時の歯科衛生士の役割は、以下の4つ。①縫合糸の処理②口唇の保護③血液の吸引・術野の明示④糸の切断● 縫合糸が長い場合の処理(ループの処理)Dr.DH歯科衛生士は、刺出時に縫合糸のループが巻き込まれないように注意します。歯科医師は刺入、刺出に集中しています。DH①縫合糸の断端が抜けないように把持する。②ループが巻き込まれないように注意する。インプラント一次手術の アシスタントワークに必要な基礎知識実録! インプラント一次手術のアシスタントワーク インプラント一次手術後の管理

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