歯科衛生士臨床ビジュアルハンドブック
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Chapter 2歯肉63図は山本浩正. ペリオの臨床戦略を学ぶ歯周動的治療. 東京: クインテッセンス出版, 2007.より引用改変。歯肉の表情歯肉辺縁の形態変化歯肉退縮・フェストゥーン・クレフト歯肉退縮◦歯肉退縮は1歯あるいは数歯、もしくは口腔内全体に及ぶ場合もある。◦歯の位置異常・誤ったブラッシング法・歯肉炎・小帯の位置異常などが原因になる場合もある。☞65ページ参照フェストゥーン◦歯肉縁がロール状に盛り上がる形態異常。◦過度なブラシ圧、誤った方向へのブラッシングにより起こりやすい。◦歯列不正部位に起こりやすい。クレフト上:歯肉退縮によるもの下:歯肉腫脹によるもの◦遊離歯肉に生じたV字の裂け目。◦通常は頬側に生じる場合が多い。◦遊離歯肉が薄い場合に生じやすい。◦強い歯ブラシ圧や咬合圧が原因といわれているが、立証はされていない。遊離歯肉が薄いと、傷が歯肉溝まで達しやすく、クレフトが形成されやすい。3)可逆的上皮の遊走上皮の遊走クレフトの形成厚い薄い

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