BPSパーフェクトマニュアル
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57PART 2義歯の必要事項口腔内の状態全周囲の辺縁封鎖下顎総義歯が確実に吸着するためには、可動粘膜による義歯床全周囲の封鎖が不可欠である。下顎安静時下顎安静時には、上下の人工歯は咬み合っていない。吸着の完成義歯に咬合力が加わると唾液が排出され、義歯内面は一時的に陰圧になり、吸着が完成する。この時、義歯に対する口腔粘膜や舌によるサポート力も働く。嚥下時(咬合時)咬合しないと嚥下ができない。1日の嚥下は1日約2,000回と言われている。咬合圧により唾液が外部に押し出される。吸着の維持一度吸い付くと開口しても義歯は外れない。開口時可動粘膜の義歯を浮かせようとする力が働く。咬合圧がなくても吸収が維持。図4‐6第4章 吸着のメカニズムを理解しよう

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