矯正歯科装置の技工ガイドブック
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46A001分類-機能的矯正装置 401アクチベータActivator、FKOA001B0011.使用目的1アングルⅡ級およびⅢ級の改善に使用する。2.利点1鼻呼吸の促進効果がある。2骨格的および歯列の問題、下顎の深いSpee湾曲の改善。3前、臼歯部がレジンで覆われているため、レジンを削ることによって前歯、臼歯が萌出しやすいように設計が可能である。3.欠点1装置が大きく会話が困難である。2常時着けているわけでなく夕方に数時間、就寝時など、装着時間が限られている。1.臨床家の先生へ1自院で製作される場合のポイント ①正確に構成咬合のバイトでマウントする。 ② ワックスバイトを変形させないように、構成咬合器にマウントし、正確な位置で製作する。2技工所へ依頼される場合のポイント ① 構成咬合のバイトが正しい位置でとれているか確認する。 ② 上下模型、歯冠および歯肉、口蓋も明確に印象を採る。 ③スクリューの有無をはっきりさせておく。Ⅰ 臨床Ⅱ 技工製作手順2.製作手順1構成咬合器に構成咬合のバイトをつけてマウントする。2上顎切歯の切縁から1/3のところで、きれいなアーチで唇側線を屈曲する。 3犬歯の遠心部においてワイヤを上下歯列間の中央部分で曲げ込む。4レジンを上下別々に盛り、上下を合わせてから隙間に盛り足す。加圧釜にてレジン重合後、形態を修正し、レーズ研磨し完成。構成咬合のバイトを使用し、ずれていないかを確認し正しい位置でマウントする。POINT!1423

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