矯正歯科装置の技工ガイドブック
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124A001分類-舌側矯正装置 201、202リンガルオーソドンティックスLingual OrthodonticsA001F0081.使用目的1歯科医師の指示のもと、理想的機能咬合に歯を配列し、そのセットアップ模型を基にブラケットの位置を決め正確に再現できるコアを製作するのに用いる。2.利点1装置が唇側から見えないので、患者さんの心理的ストレスを軽減できる。2スポーツ時などでの外傷の危険性が少ない。3吹奏楽器の演奏が可能である。4矯正治療中、口唇の唇舌的位置が正確に見られる。5近年は、ほとんどの症例の治療が可能である。3.欠点1臨床歯冠が極端に短い症例、外科治療を併用しなければならない症例には適さない。2舌感が悪く、発音障害を生じることもある。3ブラッシングが行きとどきにくいため、清掃性が悪い。CRC 2031コアのすべてが、ハードレジンで製作され、ブラケットとコアがエラスティックで固定されている。2安定感はあるが、ブラケットによっては使用できない場合がある。HybridCore 2041ブラケットに接する面が軟性素材、歯に接する面がハードレジンで作られている。2歯面を大きく覆うため安定感があるが、製作に時間がかかる。RCIBS 2051ブラケットのボンディング、リボンディング時に手間がかかる。2製作は比較的、短時間で可能である。Ⅰ 臨床I. MATSUNO,DDS DDSCT. Hiro DDS Phd

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