歯周-矯正治療 STOP&GO
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1こんな結果にしないために18間違った治療法を選択すると大変 図2は,上顎前歯部の正中離開を主訴に来院した患者に開業医がエラスティックを安易に上顎前歯にかけて正中離開の治療を行った.しかし,痛みがでて近隣の歯周病専門医に受診した. ポケット深さは8㎜を示し,歯槽骨吸収と付着喪失が認められる.フラップ手術時にエラスティックが歯頸部に認められ,誤った治療法が原因で取り返しのつかない結果を起こしてしまった. 矯正歯科治療を行うと歯周組織に対して不可逆的な反応が生じることもある.そのため矯正歯科治療を行う歯科医師は,矯正歯科治療に関する正しい“知識と技術”を身につけるだけではなく,歯周組織,歯周病および歯周治療についても適切な知識と技術を有していなければならない.図2

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