インプラントYB2012
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125ジーシーインプラントRe ジェネシオPlus インプラントは欠損補綴の中で不可欠なものになり,ますます需要が高まっている.世界中のメーカーは治癒期間の短縮,初期固定の得られやすさ,そしてオッセオインテグレーションの長期的安定のために研究・開発をしてきた.一方で歯科用CBCTの普及にともない,診断,埋入シミュレーションおよびガイディッドサージェリーも確立され,治療精度も格段に進歩して来たと言える.ジーシーインプランはじめにトも1997年の発売以来新製品も含め改良を重ねて来たが,今回インプラントデザインと表面性状を改良(Aanchor surface)したセティオPlusとジェネシオPlusの新製品を発表した.そこで今回はこれらを臨床応用したので,従来のインプラントに対するジェネシオPlusの優位性について症例を通じて解説したい. 骨質の軟らかい症例や,特に上顎結節のように全ジーシーインプラントReジェネシオPlusの臨床応用夏堀礼二(Natsubori, Reiji)(青森県八戸市開業:夏堀デンタルクリニック 八戸ぺリオ インプラントセンター)1986年 岩手医科大学卒業1992年 青森県八戸市にて開業所属・役職:OJ会長,AAP会員,AO会員,日本口腔インプラント学会専門医,日本臨床歯周病学会会員,日本補綴学会会員,日本顎咬合学会認定医,Club22会員,Naoshi Perio Club理事ダブルスレッドと先端形状の改良図1-a アダプテーションテクニック.ドリルステップを段階的に浅くして行くことで骨質の軟らかい部位においても初期固定が得られやすくなる.図1-b 特に,骨質が軟らかい症例では,2mmのドリルのみの形成で埋入する.先細りの先端形状により,しっかり食い込み埋入される.図2 上記アダプテーションテクニックにより,周囲の骨を圧迫しながらコンデンスすることで初期固定が得られやすくなる.

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