Dr.Hiroの実践!歯周治療
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通常使用するプローブには、先端の断面がフラットと丸のタイプがあります。 フラットタイプは舌側や唇側面への挿入がしやすく、平らな歯面に適合しやすくなっています。ただし、隅角部や狭いスペースには使いづらいことがあり、先端が丸タイプの方が多く使用され種類も豊富です()。 その他のタイプのプローブには、根分岐部診査用のネイバーズプローブ()や、インプラント周囲の状態を調べるときに用いるプラスチックプローブがあります()。 根分岐部診査用プローブは、1本で頬舌側と近遠心すべて計測できるよう両頭になっており、根分岐部に挿入しやすいようカーブがついているのが特徴です。プラスチックプローブは、インプラント体に対しても安全なようにプラスチックで作られております。インプラント周囲組織の状態を探る意味でプローブを使用します。インプラント周囲へのプロービングは賛否の分かれるところですが、排膿などがあれば付着物やアバットメントの緩みなどが原因となっていないか、圧に注意しながらエキスプローリング(探知)をしていきます。使用するプローブには、先端の断面がフラッ 根分岐部診査用プローブは、1本で頬舌側と近遠プローブの種類プローブの種類 根分岐部診査用のプローブ(ともにHu-Friedy)。 上顎大臼歯の根分岐部の検査。近心より挿入。 プラスチックプローブPerio Wise®(Premier)。 丸タイプ(左)とフラットタイプ(右)(ともにHu-Friedy)。 さまざまなプローブ。左より、CP11(Hu-Friedy)、UNC15(Hu-Friedy)、ノバテックUNC12(Hu-Friedy)、ウィリアムズ#2(YDM)、WHOプローブ(YDM)。写真内数字は先端からの目盛りの位置。ネイバーズQ2N ネイバーズ2N 16

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