Dr.Hiroの実践!歯周治療
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歯周組織検査根面溝が顕著な部位 根の形状は近遠心的に強く圧扁されている。近心根面は平坦かやや豊隆している。遠心面には根面溝があり、凹んでいる。 頬側根、口蓋根の2根が多く近遠心的に圧扁が強い。近心面の根面溝が顕著だが、遠心面にも見られることが多く注意が必要。根尖付近に近づくにつれ根面溝の凹みが強くなっていく。近心面遠心面 根面溝がある歯はプラークコントロールも難しく、歯石が沈着しやすくなり垂直的な骨欠損を形成していることが多い部位でもある。下顎側切歯上顎第一小臼歯遠心面の根面溝近心面近心面根面溝 プロービング時に注意しておかなければならない根形態があります。凹凸・溝・豊隆のあるところです。根面は単一な面ではないため、インスツルメントの先端を適合させることが困難です。形態の特徴()を頭に入れて、イメージしながらアプローチしていきましょう。ービング時に注意しておかなければならないトの先端を適合させることが困難です。形態の特徴歯根の解剖学的形態 上顎側切歯口蓋側によくみられ、出現率は数%。歯頚部付近の縦溝のことで、歯根まで及んでいるとそれに沿って細菌感染が起こりやすいため、その部位のみに深くプローブが入ることがある。特異的な根形態――斜切痕 上顎側切歯口蓋側の斜切痕。研究研究国サンプル数発現率Withersら1)Kogon2)斜切痕の発現頻度 31

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