Dr.Hiroの実践!歯周治療
5/8

前腕回転運動(wrist forearm motion)(図21~23)動き▲レストを支点として前腕を、左右または上下に動かして歯石を引き上げる▲しっかりとした側方圧をかけられる▲大きく動かすと歯肉を傷つけるため、小さい動き、短いストロークで行う上下・左右の動きの選択基準▲下顎前歯唇頬側を、12時のポジショニングで#1のスケーラーを用いて対応する場合など。▲下顎右側前歯近遠心を、12時のポジショニングで#2のスケーラーを用いて対応する場合など。上下左右処置歯ブレード術者目線ブレードが縦に位置している場合ブレードが横に位置している場合 上下・左右の動きは、グレーシーキュレットのカッティングエッジが歯面に対して70℃に保てるか否かで決まります。例えば、歯面にエッジを接触させた状態でのように動かせば、エッジと歯面を70℃に保つことはできません。一方、のように動かすと、70℃を保ちながらも前腕回転運動の動きが可能です。つまり、70℃を保ちながら上下・左右のどちらでの動きができるか否かで判断します。○○ もっとわかりやすく捉える方法もあります。術者に対するブレードの向きです。ブレードが縦に位置する場合は「上下の動き」、横に位置する場合は「左右の動き」になります(。そうすることで、ターミナルシャンクと処置する歯面を平行に保つことができます。ただし、歯面は直線的ではなく、平らでもないため、歯の形態にあわせて、作業効率のよい角度で動かすことが大切です。××カッティングエンジ94

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です