コンポジットレジンと審美修復
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CHAPTER 11 マルチレイヤーテクニック②189Fig 9i Dentinシェードの築盛.象牙質に相当する部分にDentin シェードA3を築盛するFig 9j 縞模様の築盛.縞の白帯に相当する部分にDentin シェードA2を凸状に築盛する.Fig 9g 1の修復後.まず1の窩洞から修復を行い,レイヤリングの指標をみつける.Fig 9h 1の近心と口蓋側のCRシェルの築盛後.エッチング,ボンディング処理がおわったら,近心を先に「テトリックフローA3」(Ivoclar Vivadent),または,「フィルテックシュープリームフローA3」(スリーエムヘルスケア)で築盛し,その後口蓋側をClearシェード(「テトリックフロー・ブリーチシェードI」)で築盛する.いずれも,透明マトリックスを利用する.隣接面部の築盛では,CRが唇側へ張り出さないように注意する.張り出すと,審美的でなくなる.BleachⅠTetric Flow A3Dentin A2Dentin A3hjiFig 9k Trans-AmberシェードとEnamelシェードの築盛.切端中央と縞模様の凹部分にTrans-Amber(「4seasons」Ivoclar Viva-dent:2009年発売中止)を盛る.現在では,Clearシェードに褐色系のステインをわずかに混ぜて対応している.隣接面部にわずかにEnamelシェードA3を盛る.年齢が増すにつれ,Enamelシェードの築盛は不要になると考えている.Fig 9l Whiteステインの付与.この歯では白濁感の強い縞模様があることから,それを再現するために,Whiteステイン(「テトリックカラー White」Ivoclar Vivadent)を付与する(光重合させる).Enamel A3Trans-AmberWhite Stainlkg

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