医院長としてやるべきこと、やってはいけないこと
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180 それに原版さえつくっておけば、実行するのにほとんど手間も時間もかかりません。たとえば①のハガキなら、1日の業務が終わるときに、その日に来院した新患の住所を記入して、スタッフが帰りにポストに投函するだけです。 誰にでも実行でき、手間も時間もかからないのに、患者様をファン化するのに絶大な効果を発揮してくれるのが、この患者様感動プログラムなのです。 郵送物によるフォローを提案すると、送料というコストがかかることに難色を示されることがあります。確かに医院で手渡せば郵送代はかからないのですから、一見ムダなコストであるかのように感じるかもしれません。また、多くの歯科医院で行われていないことが、その疑問に拍車をかけることでしょう。 しかし、中断患者が減り、自費の成約は高くなること。それに短期間で患者様とより良い関係が構築され、ファンになってくれる(その結果、定期メインテナンスや口コミの数が増える)ことを考えれば、コストをかけるだけの価値はあります。つまり、このコストは費用対効果のある生き金なのです。 もしどうしてもコストをかけることができないというのなら、①のみを実行し、②と③は自費の患者様だけに行うなどして調整すればいいでしょう。これならコストの問題も小さくなります(つまり、自院で実行できるように調整すればいいということです)。

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