こうすれば防げるインプラント周囲炎
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インプラント周囲炎を起こさないためのアバットメント形態3章2インプラント周囲炎を起こさないための埋入深度3章1インプラント周囲炎が起こりにくいデザインとは?2章2辺縁骨吸収が起こりにくいマクロデザインとは?2章1罹患率の高いインプラント周囲組織の疾患1章2インプラント周囲炎に対する確実な治療法はない1章1インプラント周囲炎に強いインプラントの構造とは?2章1995 Ericsson et al.イヌの下顎アバットメント装着後 12ヵ月後A1995 Ericsson et al.イヌの下顎 アバットメント装着後 12ヵ月後1998 Abrahamsson et al.イヌの下顎アバットメント装着後 12ヵ月後B1996 Berglund h et al.イヌの下顎アバットメント装着後 6ヵ月後C2002 Abrahamsson et al.イヌの下顎アバットメント装着後 6ヵ月後D1997 Abrahamsson et al.イヌの下顎アバットメント装着後 6ヵ月後E1996 Ericsson et al.イヌの下顎アバットメント装着後 3ヵ月後I1992 Berglund h et al.イヌの下顎アバットメント装着後 3~4ヵ月後G1996 Ericsson et al.イヌの下顎アバットメント装着後 3ヵ月後H1991 Berglund h et al.イヌの下顎アバットメント装着後 4ヵ月後F2002 Francisco et al.イヌの下顎アバットメント装着後 3ヵ月後JK(mm)エクスターナルバットジョイントの生物学的幅径結合組織付着上皮マイクロギャッププラーク由来のICTの範囲マイクロギャップ由来のICTの範囲 【1回法】 【2回法】0123459ヵ月間プラークコントロールしなかった2-2-5 文献で見るインプラントの生物学的幅径 図2-2-5a~eは文献から、4種類の生物学的幅径を分類したものです。 図で共通するインプラントの生物学的幅径の特徴は、①インプラント周囲組織の生物学的幅径はおよそ3~4mmである ②インプラント周囲上皮は、周囲結合組織より長いことです。ただし、各種嵌合形態の間で、構成要素の差異は認められませんでした。図2-2-5a 左側は引用した論文の研究デザインを示す。また、インプラントと辺縁骨の関係を示す模式図が付記されている。同じエクスターナルバットジョイントでも、水平的に骨幅のある顎骨に埋入された生物学的幅径と、狭い骨幅に埋入された生物学的幅径を区別するために記された。マイクロギャップ(A/F)は、ほとんど結合組織と接している。最根尖側の付着上皮(apical junctional epithelium;aJE)の位置は、マイクロギャップより歯冠側に位置している。またEとIのグラフをみると、アバットメントのマイクロギャップによるアバットメントICT(炎症系細胞の集積;inflammatory cell infiltrates)の影響は限定的であり、アバットメントICT根尖側には、炎症のない結合組織のバリアが存在する。32

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