イラストでみる口腔外科手術 第3巻
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補綴前外科手術 さらに歯槽突起の吸収が著しく,義歯の床縁が前鼻棘にあたる恐れのある場合には,前鼻棘も切除する.創の縫合閉鎖 まず図18-6dに示すように切開創の両側の粘膜下を剥離剪刀で約1.5~2cmほどアンダーマイン(粘膜下剥離)する.その後,図18-6eのように切開創の中央部から縫合するが,この縫合糸を前鼻棘の骨膜または前鼻棘に穿孔した骨孔に通しておくことによって,この位置まで口腔前庭を拡大することができる.図18-6c 上唇小帯の腱膜様線維束の完全切除.図18-6d 左右の粘膜下のアンダーマイン.図18-6e 粘膜を前鼻棘の骨膜ないしは前鼻棘に開けた骨孔に縫合固定する.27小帯整形手術

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