イラストでみる口腔外科手術 第3巻
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癌・前癌病変の手術12345678910111213② 設定した切開線に沿って歯槽粘膜,口底および舌下面の粘膜を切開し,ついで右側下顎側切歯部から第二大臼歯部にかけて頬側を骨膜上剥離し,口腔外の創と連続させる.この操作の途中でオトガイ神経は切断する(図20-35).③ 右側側切歯と第二大臼歯を抜歯し,抜歯窩の中央で下顎骨をreciprocating sawで切断する(図20-36).この際,大臼歯部においては頬舌側の外側緻密骨のみを鋸断して骨折させ,下歯槽神経動・静脈は結紮切断する.図20-35 頸部郭清に続いて原発巣の切除.歯肉癌頬側の切離.図20-36 右側下顎第二大臼歯部の抜歯と骨切り(区域切除).1:外頸静脈2:大耳介神経3:内頸静脈の断端4:耳下腺5:顎二腹筋後腹6:顔面動・静脈7:顔面神経下顎縁枝8:歯肉癌9:顎二腹筋前腹10:顎舌骨筋11:舌骨12:甲状舌骨筋13:胸骨舌骨筋99下顎歯肉癌の手術

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