Peri-implantitis
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4 初期インプラント周囲炎63 感染に対する宿主の反応が、糖尿病や喫煙などの全身状態や行動に起因するリスク因子によって低下している時は、初期感染などを避けるために十分なケアが必須となる(図4-5)。しかしながら、現段階では慢性歯周炎患者において初期にインプラントが失敗となる確率が高いということを示す研究はない。図4-5 喫煙者で歯周病の既往がある患者において、荷重前に初期インプラント周囲炎と診断された症例。歯周治療はインプラント埋入に先立って行われ、口腔衛生状態は良好であった。インプラントは1回法で行われ、臨床的にプロービング時の出血があり、X線写真にて囲繞型の骨喪失が認められる。

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