補綴力を高める
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15VISUAL CLINICAL ART 臨床術式編スプリントを用いて顎位の評価・修正を行なうと…さらに一度に行う補綴の範囲を狭くすると(時差補綴)右側の後方臼歯部間の咬合接触が失われて隙間ができている。顎位の評価・修正目的のスプリントを2か月間、夜間使用してもらう。難STEP1 臼歯部の補綴一般的に、補綴の範囲が広ければ広いほど、補綴治療の難易度が増す。そこで多数歯の補綴では、いくつかのステップに分けて補綴を行い、一度に行う補綴の範囲を狭くする術式(時差補綴/ FOCUS参照)の採用を検討したい。この症例では、まず臼歯部の補綴(リマウント操作による咬頭嵌合位の修正を含む)を行い咬合支持を確立し(STEP1)、次にの補綴を行い、アンテリアガイダンスを付与した(STEP2)。G右側臼歯部間の咬合接触を回復し、この顎位を基準とした新たな咬頭嵌合位でファイナルレストレーションを行うことは、術後の予知性の向上に繋がる( 参照)。G右側臼歯部の咬合支持が長期間欠如していた症例。術前の咬頭嵌合位を基準にプロビジョナルレストレーションを行った状態。このままファイナルレストレーションに移行すると、術後に咬合が変化する可能性が高い。Dプロビジョナル隙間修正後プロビジョナル隙間修正前スプリントを用いて顎位の評価・修正を行なうとプリンントをを用いいて顎顎位位の評評価・・修正正を行行なううとスププリンントをを用いいて顎顎位位の評評価・・修正正を行行なううと……術前の咬頭嵌合位を変更する症例P.71PP.214-217STEP2 3 の補綴難とても難やや

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