インプラントオーバーデンチャーのリペア
7/8

インプラントオーバーデンチャーのリペア防止のためのキーワードケリーのコンビネーションシンドロームKelly's combination syndromePAI (Posterior Area Index)GSGMMPAA´´PSN´´´´NYXYX´YX´´YX´GSMANPS、G、Mを結んだ三角形の中点GとMを結んだ線から直角にMより引いた線が歯槽堤と交わる点GとNを結んだ線が歯槽堤と交わる点オトガイ孔下縁Lower border of mental foramen下顎角点Gonion下顎頭と筋突起間の最下点Sigmoid notchGSGMMPAA´´PSN´´´´NXX´X´XX :P、A、M、Gを結んだ四角形の面積※Xは右側、X´は左側を示します(臼歯部における残存顎堤の面積)GSGMMPAA´´PS´´´N´´´NYYY´Y´Y:M、G、Nを結んだ三角形の面積(吸収による影響を受けていない骨の面積)※Yは右側、Y´は左側を示しますPAI(The Posterior Area Index)の求め方PAI=(X/Y+X’/Y’)÷2咬合力咬合力上顎前歯部が骨吸収下顎臼歯部が骨吸収コンビネーションシンドロームバーを中心とした回転1972年、Kelly E が提唱した概念である。Kellyは、無歯顎の上顎部に総義歯が装着され、下顎部に前歯のみ残存している症例において生じる、特徴的な生物学的合併症についてまとめた。それは、上顎口蓋部の過角化、下顎前歯の挺出、下顎骨臼歯部の骨吸収、前歯部上顎骨の萎縮などである。IODにおいても、下顎前歯部に埋入されたインプラント体によって、前歯部上顎骨が突き上げられ、前歯部上顎骨の萎縮が認められている。【1章1- P13】パノラマX線写真を用いて、下顎骨の吸収傾向を判断するためにWrightら(1998年)によって考案された、パノラマX線写真によって臼歯部における残存顎堤の面積(X)と、吸収による影響を受けていない骨の面積(Y)とを比較する比例測定法。術前と術後のPAIの変化を比較することで、下顎臼歯部の顎堤の吸収を比較することができる。多くの研究にこのPAIが用いられている。【1章1- P11】74

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です