迷ったときに見る口腔病変の診断ガイド
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第1部 プロローグ5.臨床検査 血圧,脈拍数,呼吸数,体温はバイタルサインとして,全身状態を知るうえで重要である.特殊な検査は各項目で述べる.6.触診法 病変がなくても,必ず診査しなければならないのが所属リンパ節である.リンパ節の状態は,歯性炎症の診断や腫瘍の病期や性質を知るうえで重要である. 一般には,リンパ節の腫脹があれば,それに関連して口腔内外に病変が存在するが,口腔内外に病変が存在しない場合にはリンパ節原発の病変か,口腔以外の他部位の病巣からの病変を考える.図8 オトガイ下リンパ節の触診.図9a,b 顎関節および耳下腺の触診.ab20

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