CAD/CAM YEARBOOK 2013
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別冊 CAD/CAMYEAR BOOK20 1 3日本デジタル歯科学会:監修発刊にあたって 工業界の先進的な造形技術と歯科医師/歯科技工士が培ってきた伝統的な手技、そして最新の材料学が「デジタル」をキーワードに融合し、進化を続ける歯科用CAD/CAMの世界。市場にはすでに十分な選択肢が存在しており、日常臨床で不満を覚える機会も少なくなったと思われますが、昨今は「オープンシステム」として、CAD、CAM、そして材料の各要素をユーザーが選択するスタイルも注目されており、つねに複数の企業の製品情報に目を配っておく必要性が高まっております。そこで本年度の本別冊では、関連企業15社の協力のもと、各システムの特長をご紹介いただきました。また、本年度の総説論文では、単にクラウン・ブリッジの製作にとどまらない、CAD/CAMが担うこれからの領域としての総義歯製作、および実物大臓器模型を用いた手術シミュレーションについて執筆をお願いいたしました。これらの論文から、近未来のCAD/CAM、そして歯科と医科の連携についての展望を感じ取っていただけますと幸いです。そして、本年度もドイツQuintessenz Verlag GmbHの「International Journal of Computerized Dentistry」の最近の掲載論文の中からとくに有意義な論文を2編翻訳・掲載いたしました。本書が、読者諸氏の歯科用CAD/CAMシステム選択の指針となり、よりよい臨床応用、ひいては患者さんへの貢献につながることを祈念いたします。2013年11月 クインテッセンス出版株式会社

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