CADCAM時代の最新インプラント上部構造
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3. 12 ISUSメタルフレームとセルコンZ冠を用いたインプラント上部補綴装置153参考症例2(図 3-12-20)参考症例3(図 3-12-21)その種類とデザインを変えている。5)最終補綴装置 上部構造にセラミックスを用いる場合、当初はPFMクラウン(図 3-12-24)を使用していた。Rosentrittらの報告10に準じて、破折予防の目的で前装部をサポートするコーピングデザイン(図 3-12-25)を採用していたが、破折を回避できない症例も認められた。セルコンZ冠が登場して以来、セルコンZ冠によるフルジルコニアクラウン(図 3-12-26)を第一選択としているが、現在まで破折した症例は認められていない。 図 3-12-27~29に術前・術後のパノラマX線写真と最終補綴装置を示す。図 3-12-21a、b ハイブリッドレジン築盛タイプ:チタンフレームを使用して、前装部の維持のためにスリットを付与する。図3-12-20a、b 人工歯タイプ:チタンフレームを使用して、人工歯の維持部を設ける。2020b図 3-12-19 メタルフレームの精度確認:パッシブフィットが得られていることを確認する。図 3-12-18 ISUSメタルフレーム:レジンフレームに準じてCAD/CAMでミリングされる。

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