IDA トリートメントマニュアル
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10IDA TREATMENT MANUALCHAPTER 1 資料収集診断と治療計画のための資料収集 一般開業医では日々の忙しい臨床で,主訴のみの部分的な修復を行って資料などは最低限しか収集できず,場当たり的な治療を繰り返すパターンが多く見受けられる.しかし全顎治療では,無計画に処置を進めていくと,かえって以前より悪くなるケースもありうる.そうならないためにも初期の段階からさまざまな資料が必要となる.このCHAPTERでは,全顎治療で必要な最低限の資料(Fig A)について,簡単に注意点を踏まえて記述する.これを基に正しく診断し,最善の治療計画を立案するための資料収集を行いたい.問診票item 1 患者の来院時には,基本的情報を問診票より得るために,あまり医学的な用語を使用しないで,来院目的,身体的状態,アレルギーの有無,痛みの箇所などの項目を診断用ワックスアップ模型スタディーモデルインプラント検査歯内療法検査口臭検査歯周病検査う蝕検査予測模型平行模型歯列のデジタルデータ診断と治療計画のための資料収集診断のための模型咬合採得フェイスボウ口腔内写真顔貌写真エックス線検査口腔内の診査全身的な診査問診票Fig A 資料収集に必要なアイテム.Fig 1 問診票.問 診 票

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