ポケット版 歯科技工士のための総義歯製作テクニック
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165義歯の研磨と口腔内セット図3 顎運動中,強く当たっている部分の調整を繰り返す.下顎においては,レトロモラーパッド部を頬粘膜と舌の側面が接触することにより義歯後縁の封鎖が得られていることも確認する.図4 必ず床粘膜面の適合を確認したうえで,咬合調整を行う.図5 適切な内面の適合と辺縁形態は開口時にも義歯の安定を得られる.図6 義歯内面の調整と咬合調整が終了した完成義歯. またシリコンなどの適合試験材を用いて手指圧での圧接による,粘膜面の適合試験を行い,粘膜面の調整を行う(図2). 後縁封鎖弁の完成や床粘膜面の適合を確認したうえで,咬合調整を行う(図3~6).

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